「今日はプレゼンだ!気合入れて行くゾ!!」は終わってるヤツ
■ 「今日はプレゼンだ!気合入れて行くゾ!!」は終わってるヤツ ■
私が「ある大企業の100%出資子会社」で
プロジェクトに参加した時の事です。
上司A様は、
他者の意見を受け入れるとても寛大な人でした。
「そのやり方」で「その立場」まで登り詰めたのは、
誰にでも良くわかる事でした。
ただ、私とは180度真逆なプレゼンの仕方が「標準」の人でした。
私はプレゼン用に「資料データ」を完成させ、
自信満々の「完璧な傑作」だったのですが、
上司A様に、
クライアントに「メールの添付ファイル」を送る際、
2つ条件を説明し、
「こういったメールは送らないでください。」
と頼みました。
上司A様は、寛大にとても親切に
「わかりました、それで行きましょう。」
と言ってくれて、
"ビジネス ゲリラ"の私としては、
『これでこのプレゼン取った!』と確信。
しかし、上司A様は「資料の添付メール」を送信してすぐに私の所に来て、
「言われた通り、そうしましたよ、ホラ見てください。」
と自分の「送信済みメール」を見るように促したので、
覗き込んだ所、速攻でこう付け足しました。
「ただ、どうしても自分の書き方も反映してしまいました(苦笑)」
それを見て、私は「…あ、…はぁ(はい)…」。
送信済みのメールではもう手遅れでした。
「頼んだ事 + やらないでくれと言った事」の両方が
混在するメールでした。
その後3ケ月一緒に仕事をしましたが、
上司A様から二度とそのプレゼンについての話は出ず、
もちろん、可否も沈黙のまま。
そして私はプロジェクト契約を切られました。
貴方は今、こう思いましたね、
「メールの一つくらいでポシャるアイデアなんて、
結局その程度なんだよ!人のせいにするんじゃネーヨ!」
実はプレゼンは、
高校野球の決勝戦と同じで、
たった一つの失投やエラーで勝負が着くんです。
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